Part5・6を攻略!『新TOEIC®TEST 文法特急』隙間時間で文法コーナーを効果的に学習できる参考書をレビュー

この記事の概要
- 文法特急
- 内容
- TOEICに使える?
- 隙間時間に使おう
こんにちは、2か月の勉強でTOEICを300点以上UPさせた経験のある当記事筆者のきんたです。
今回の記事では、TOEIC part5・6の文法問題に使える参考書である【1駅1題 新TOEIC®TEST 文法特急】を紹介したいと思います。
それでは文法特急の基本情報から見て行きましょう。
【1駅1題 新TOEIC®TEST 文法特急】基本情報
名前 | 1駅1題 新TOEIC®TEST 文法特急 |
著者 | 花田徹也 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
価格 | 760(税込み836円) |
発売日 | 2009/10/7 |
目的 | TOEIC Part5・6 |
文法特急はTOEICを受験するうえでは欠かせない金フレや読解特急などの特急シリーズの一つとなっています。
発売日が少々古いですが、逆に言えば今なお使われ続けていることが品質を保証していると言えます。
もくじ
1. 文法特急はどんな本?
文法特急はTOEICテストを7回連続で最高得点をとっている花田徹也先生が監修したTOEIC Part5・6対策に特化した参考書です。
文法特急の内容をざっくり紹介すると
- TOEICの文法問題の解答速度を上げる参考書
- Part5・6のテクニックを学べる
- 解説が詳しい
- 隙間学習に最適
こんな感じです。
僕がこの本をオススメする理由は、僕がTOEICの点数を伸ばすうえでとても役に立った参考書の1つだからです。
そんな筆者自身の経験からこの本を広めたい!という考えから当記事は作られています。
それでは、実際に文法特急がどのような内容なのかを確認していきましょう。
1.1 「文法特急」は誰にオススメ?

文法特急の目次を確認してみると、レベルは550・730・900点とレベルが分かれています。
問題数は550点が42題、730点が46(12)題、900点が30題となっています。 ※()の中はPart6対策の問題数を表しています。
このように見てみると、730点レベルまでの問題だけで75%を占めているので730点を超えることを目的として作られた参考書のようですね。
500点を超えていない人は語彙力が足りない人が多いので基本英単語も同時並行でやっておきましょう。
500点以下の人にオススメな英単語長の銀フレを紹介しているので気になったら見てみてください!
続いて、筆者自身が実際に文法特急をやってみて感じたこの本をオススメできる人は
- TOEIC400~700点の人
- TOEICの時間が足りなくなる人
- 文法問題が苦手な人
このような人たちにオススメしたい一冊となっています。
TOEICが700点以下の人で多いのは文法問題に時間をかけすぎてしまう人や文法問題を得点源にできていない人が多いです。
そのような問題を解決してくれるのが文法特急です。
それでは、次の章で文法特急の具体的なオススメポイントを紹介していきます。
1.2 「文法特急」のおすすめポイント
最初に文法特急のおすすめポイントをまとめておきます。
- 詳しい説明
- 穴埋めのテクニックを学べる
- 隙間時間の勉強に最適
では、それぞれについて深く掘り下げていきましょう。
ポイント① 詳しい説明
おすすめポイントの1つ目は問題の解説が詳しいということです。
問題1問につき1ページ分の解説が載っています。

文法問題では日本語訳や答えを暗記するだけでは全く意味がありません。
「なぜそうなるのか?」を理解して初めて勉強になるのです。
この参考書では1つの問題を徹底的に解説してくれることによって「なぜ?」「こっちじゃダメなの?」をしっかりと解消することができます。
良問ぞろいの文法特急の詳しい解説を読み込みこみ、解き方を理解したら何度も復習したり公式問題集をやったりして経験を積みましょう。
文法問題がいつの間にかできるようになっていることが間違いなしです。
ポイント② テクニックを学べる
おすすめポイントの2つ目は文法読解のテクニックを学べることです。
といわれてもピンとこないかもしれないので例を使って説明します。
Her ability to work well made a 【???】 impression on her supervisors.
①favorable ②favor ③favorite ④favors
さて、みなさんはこの問題が見た瞬間に解けますか?
これをテクニックを使って解いてみます。
まず【???】の前後を確認すると、a【???】名詞(impression)となっていることが分かります。
なのでまず、【???】に入るのは名刺を修飾する形容詞が入ることが分かります。
そこで選択肢を見てみると①favorable と②favorite の2つに回答を絞ることが出来ます。
ここからは少々知識が必要なのですが、
①favorable を入れた場合、「好ましい印象」という意味になりつじつまが合います。
②favorite を入れた場合、「お気に入りの印象」となってしまいおかしいですよね。
このようにテクニックを使うことで2択に絞れ、さらにfavorite という中学レベルの単語さえ知っていればこの問題を一瞬で解くことが出来るのです。
文法特急は解答時間を短縮できるテクニックをこの他にも多く収録しているので、文法問題に時間がかかってしまっている人には特におススメできます。
※favor:好意・好意を示す favorable:好ましい
ポイント③:隙間時間の勉強に最適
おすすめポイントの3つ目は隙間時間の勉強に使えるということです。
一通り文法特急の解説を読み、解法を理解したら次は解法を実践してみてちゃんと理解できているかを確かめなければいけません。
文法特急でテクニックを身に着けることが出来たならば1問あたりだいたい10秒ほどで解けるようになります。
なので、移動の電車や休憩中などの隙間時間が10分あれば単純計算で60問の問題を復習することが出来ます。
答えを確認する時間を考慮しても30問分ほど復習することが出来ます。
このように移動時間だけでも十分な勉強ができるので、伸びやすいリスニングの勉強や点数配分の多い読解問題の勉強に時間を使うことが出来ます。
ちなみに、右上に回答目標タイムが載っているので参考にしましょう。

おすすめポイント?:音声が聞ける

文法特急ではすべての問題文の音声を聴くことが出来ます。
音声は女性の声と男性の声がそれぞれ一回ずつ流れる仕様となっています。
スマートフォンでは「abceed」というアプリで音声が聞くことが出来ます。
特急シリーズの音声はここで聞くことが出来るので確認してみてください。
しかし、個人的に文法特急でのリスニングはあまりオススメしません。
リスニングの勉強にするには少々レベルが高く、文法特急でリスニングの勉強をするくらいならリスニング用の参考書を他にやった方が効率が良いと感じました。
こちらで筆者オススメのリスニング勉強本を紹介しているので気になった方は見てみてください。
筆者がリスニングの点数をあげるうえで1番役に立った参考書です。
2.最後に
文法特急のまとめ
- 400~700点の人におすすめ!
- 文法問題を素早く解ける!
- 隙間時間の勉強に最適!
文法特急をやりこむことによって得られる点で僕が一番良い点を選べと言われたら、Part5・6の文法問題に時間をかけずに解けるようになることです。
なぜなら、文法問題を素早く解けることにようになることによって他の問題に使える時間が増え点数の底上げにつながるからです。
たとえばいつもはPart5・6が5割しか解けずに、リーディングセクションの時間が足りなくなってしまう人がいたとしましょう。
文法特急をやりこみ、Part5・6で8割とれたとします。
さらにPart5・6にかける時間が大幅に減り、Part7の問題が2セット多く解けたとすると、
点数はおよそ100点UPすることになります。
これだけでも、文法特急をやる価値はあるのではないかと筆者は思いました。
勉強はつらいかもしれませんが、今辛いことをして将来を楽しみましょう。
一時の頑張りで楽しい日々が来るなら勉強なんて安いもんですね。
それでは!今回はこの辺で失礼します。
さよなら~🏁
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